直接税と間接税

直接税は、所得税や住民税、自動車税など、税金を納める人と実際に収入を得た人や買い物をした人が同じ場合に支払うものです。間接税は消費税などです。消費税は商品代金に含まれて、お店の人に支払います。お店の人は買い物した人が本来負担すべき消費税をまとめて決められた時期に納付します。このように納付する人と、実際負担している人が違うものが間接税です。タバコを吸い、お酒も飲む人は、たばこの税金とお酒の税金も間接税で納めています。

間接税でよく話題にあがるのは、所得に応じた税金負担ではなく一定の税率であるため、高所得者と低所得者で負担が違うということです。特に日常的に買い物する食品などにかけられている消費税に関しては、消費税率があげられると、低所得者は生活が一層苦しくなるということで反対の声も出ています。そのため軽減税率をいれようという動きもあります。軽減税率とは日常使うものにかんして税率を下げたり、0にしたりするものです。日本以外の国では取り入れられているところもあります。ただ、これはどこまでの日常使うものにするかが大きく問題になってきます。軽減税率の対象にならなかった商品は利用が落ちるでしょうし、企業としても重要な問題になってきますよね。

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